SMDC概要
SMDC(SM Development Corporation)は、フィリピン最大級のコングロマリット企業 SM Investments(SMインベストメンツ・SMグループとして知られる)を母体に持つ東南アジア最大の総合不動産開発会社、SM Prime Hodings (SMPH) の完全子会社であり、フィリピンを代表する大手ディベロッパーの一つです。SMDCは、高級中間市場に焦点を当てた不動産開発業者で、最高のコンドミニアム・ディベロッパーの一つとしてランクされています。
SM グループは、マニラ湾岸の60ヘクタールの土地に、ビジネス・観光・娯楽の総合コミュニティとなった Mall of Asia Complex(モール・オブ・アジア・コンプレックス)を開発したことでもっとも知られています。ショッピングモール Mall of Asia(モール・オブ・アジア)やフィリピン最大の展示場 SMX コンベンション・センター、フィリピン最大のスポーツ施設(またはコンサート会場)の一つである Mall of Asia Arena (モール・オブ・アジア・アリーナ)、複数の高層コンドミニアムなどが立ち並んでいます。代表取締役社長は Jeffrey C. Lim 氏。
歴史
SMグループのルーツは、1950年代に、フィリピンが誇る大富豪 Henry Sy, Sr.(ヘンリー・シー)氏がマニラのキアポに靴屋を設立したことにさかのぼります。その靴屋は数年で大きな利益を得、ShoeMart という名の本格的な百貨店に事業拡大しました。ShoeMart は略して SM と呼ばれるようになり、地元で広く知られるようになりました。1990年には SM センターポイント(モール)を設立し、全国にモールを展開しています。
SMDC は、1994年1月に設立され、同年7月にフィリピン証券取引所に上場しました。当初はショッピングセンターを中心とした不動産開発に力を入れていましたが、現在は、住居用のコンドミニアムの建設に焦点が移行し、ホテル、レストラン、コンベンションセンターなどの商業・住宅複合施設の建設・運営に定評があります。
受賞歴
SMDC は、高品質な開発と一流のサービスが高く評価され、以下に代表される、輝かしい受賞歴があります。
BCI による「Asia Top Ten Deveropers 2014」(アジアのトップ10ディベロッパー賞)受賞。
「Philippine Property Awards 2016 」最優賞。
LamdiによるThe Outlookにて、SMDCの Trees Residences が「2017 Best Affordable Condo development」(ベスト・アフォーダブル・コンドミニアム開発賞)を受賞。
Japan International Property Awards 2019 の「Trailblazer of the Year」(先駆者賞)を受賞。
開発地域・プロジェクト物件の特徴
SMDCの開発は、マニラ首都圏の主要エリア、特にモール・オブ・アジア・コンプレックス、マカティ、オルティガス、タギグ、ケソン市、マニラ、パサイ、パラニャク、ラスピニャスの中央ビジネス地区において戦略的に推進しています。
コンドミニアムプロジェクトの価格範囲は、100万フィリピンペソ~600万ペソが相場となっており、マニラのコンドミニアム Green Residences(グリーン・レジデンス)は570万ペソから、また、ケソン市のコンドミニアム Vince Residences(ビンス・レジデンス)は250万ペソからの販売となっています。